空を仰いで     ≪   フデリンドウ   ≫



森の奥の開けた斜面
やわらかな春の陽ざしが降りそそぎ、遠く近く鶯の声・・・
久々のうららかな春びよりです。

敷き詰められた枯れ葉を押し上げて、空を仰ぐように咲く花は フデリンドウ(筆竜胆)
この花も春だけ姿を見せる春の妖精です。

精一杯花びらを開くその佇まいは、ちいさくても気品に溢れています。
曇り空だと蕾んで筆のように見えることが名前の由来

花が終わると空を仰いだまま果実ができ、雨にうたれ漏斗状の花筒に満たされた水とともに種子が流れ出す仕組み
こうして拡がった種子から再び花を咲かせると云います。

晴れていても、喩え雨が降り続いても・・・
この子にとって空はお友だち~☆

つかのまの晴れ間にビロードツリアブ(?)さんも慌ただしくやって来ました。
大荒れの今年の春を嘆いてばかりではいられませんね。



花言葉は、 本当の愛、気品




(1)
空を仰いで     ≪   フデリンドウ   ≫_a0140000_12324546.jpg


(2)
空を仰いで     ≪   フデリンドウ   ≫_a0140000_12331738.jpg


(3)
空を仰いで     ≪   フデリンドウ   ≫_a0140000_12333892.jpg


(4)
空を仰いで     ≪   フデリンドウ   ≫_a0140000_12342340.jpg


(5)
空を仰いで     ≪   フデリンドウ   ≫_a0140000_12344776.jpg


(6)
空を仰いで     ≪   フデリンドウ   ≫_a0140000_12353152.jpg


(7)
空を仰いで     ≪   フデリンドウ   ≫_a0140000_12361354.jpg


(8)
空を仰いで     ≪   フデリンドウ   ≫_a0140000_12363615.jpg


(9)
空を仰いで     ≪   フデリンドウ   ≫_a0140000_12365192.jpg

by soyokaze-1020 | 2015-04-22 12:38 | 植物 | Comments(8)
Commented by calmcalmcalm at 2015-04-22 21:27 x
soyokaze-22さま
フデリンドウって小さいものですね
よく踏まれないで咲いてよかったこと
落ち葉がいっぱいの中で咲いていて
より美しく見えるのでしょうね
Commented by shizenkaze at 2015-04-23 00:08
フデリンドウってあまり見かけたことがないように思います
普通のリンドウなら薬大の薬草園で毎年写していますがこれほど綺麗じゃないように思います~
リンドウの漢字表記は『竜胆』ですが何となく難しいですね
謂れがあるのでこの字が使われているとは思うのですが・・・・・

大きなアブはビロードツリアブって言うのですね
花いっぱいの大きさなんですね・・・・・
どの写真も綺麗に可愛く撮られていますが5の写真が特に素敵です~
私もリンドウに逢いたくなりました~
Commented by asitano_kaze at 2015-04-23 17:45
この花の色合い、ほんとにすてきですよねぇ。
枯葉の中から現れた妖精たち、たくさん咲いていますね。
トップの前暈け、きれいですね。
4、愛らしいです。
ビロードアブ、長い針のストローを差し込んでいますね。
ラスト、花芯にぴたりとピンがきて、すばらしいです。
Commented by hemi-kame2 at 2015-04-24 09:39
リンドウで思い出すのは山のぼりで出遭ったリンドウです。
それまでリンドウを見たこともなく人の口の端にのぼる“リンドウ”の言葉に妄想が膨らみました。
そのころは図鑑も見ないで馬鹿見たくただ歩いていたんですね。
フデリンドウ、良い色ですね、花の奥に向かうグラデーションがとても良いです。
7,9枚目、良いですねぇ。

Commented by soyokaze-1020 at 2015-04-28 22:26
calmcalmcalmさん
花径2cmほどの小さなお花です。
気をつけないと踏んでしまいそうですが、枯れ葉の中ではその美しい色で存在感があります。
森では、森の案内人やボランティアの方々が丹念に見回り、
ここでも花の周りに小石を並べて目印がつけられていました。
おかげでお花を傷つけることなく森歩きができ有り難く思っています。

Commented by soyokaze-1020 at 2015-04-28 22:27
shizenkazeさん
リンドウは秋の花のイメージでしたが、私もこの子との初めてでした。
熊の胆嚢を干したとても苦い胃薬を熊胆(ゆうたん)と言い、
リンドウの根はそれに劣らぬ苦味と効能があり竜胆という名で苦味健胃薬として利用されたそうです。
ビロードツリアブも初めての出会い、昆虫エクスプローラで調べましたが自信がなくて??マークです。
花もアブも小さく2cmあるかなしかです。
5、有難うございます。

Commented by soyokaze-1020 at 2015-04-28 22:27
asitano_kazeさん
はい、枯れ葉いろの中ではことに美しく目立ちます。
今年は例年になくたくさん顔を見せたと、森の案内人の方も興奮気味でした。
ビロードアブ、ピンボケ画でしたが初めての出会いで載せました。
森歩きは足場が悪い所ばかりで、小さな花を撮るには苦労します。
トップ、4、ラスト、有難うございます。

Commented by soyokaze-1020 at 2015-04-28 22:28
hemi-kameさん
私は、カメラを持つようになってからが山や森歩きを始めました。
それまでは、花屋さんで仏花や花瓶の花を求めるために出会うリンドウでした。
フデリンドウも今回初めて出会い、名前も知りました。
自然の中に咲く花は喩えようもないほど可憐で感動を覚えます。
7、9枚目、有難うございます。

名前
URL
削除用パスワード
<< 渓谷の春     ≪   ヤエ... なみだ色     ≪   ヤマ... >>