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燃えあがる小さな炎    ≪   カタクリ   ≫


7・8年もの長い年月を、土の中で穏やかに過ごし、
ほのかに春風が、地上を撫でるこの季節に目を覚ます陽炎のような花

春風は静かな湖面に投げ入れた小石・・・?

かたく閉じた蕾は、風に揺すられながら起き上がります。

やがて陽射しを受けて大きな溜め息と共に開いた花~♪
胸の高鳴り、憧れ、ときめき、言葉にできないこころの波

そんな想いを伝えられない切なさが、うつむき加減に咲く花姿に、
後ろに反り返った花の形は、他人に言えない秘めごとが燃え上がる炎を連想させます。

カタクリ(片栗) は、草木が芽吹く前に花開く春植物の代表
わずか数週間の命・・・
春の終わりには地上から姿を消して、母なる土に戻ります。

胸に秘めた想いは、春の陽に昇華され、透きとおり“ かげろう ” になりました。


時流れきてかたくりの一つ花       加藤楸邨
雪解けの山の斜面を埋めて咲くカタクリの花そよぎ止まざり     鳥海昭子



花言葉は、 初恋、嫉妬、寂しさに耐える


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by soyokaze-1020 | 2014-04-01 18:56 | 心の庭 | Comments(6)

静かな春の舞姫    ≪   オドリコソウ   ≫

時おりウグイスの声がするいつもの散歩道
チロチロとせせらぎが優しい音楽を奏でています。

花笠をかぶり手をかざして静かに舞う オドリコソウ(踊子草)
今年も優雅な姿で舞いはじめました。

茎の櫓をぐるりと取り巻いて、裾をあでやかに翻しながら輪になって踊っています。

舞姿に豪華絢爛さはなく、叙情ゆたかに気品よく沈黙の踊り~!

ワサワサと群生する ヒメオドリコソウ よりはるかに大柄ですけれど、静寂な佇まいです。

一番目の花が咲き終わると、その上に控えていた蕾が開花しますので、花の時期は長く
しばらくは散歩道を彩ってくれます。


踊子草みな爪立てる風の中     岡部六弥太
一の矢は踊子草の辺に落ちぬ   梶山千鶴子



花言葉は、 隠れた恋、快活


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by soyokaze-1020 | 2013-04-30 18:00 | 植物 | Comments(8)

四月の雪    ≪   ザゼンソウ ・ ミズバショウ    ≫



明るい春の空で安心して出かけました。

峠を越えますと、にわかに小雨がぱらつき辿り着きましたら霙です!

ここは、ザゼンソウ(座禅草)の自生地
噂を聴いてやって来ましたが、時期が遅かったようで葉がかなり伸びています。

見られるお花も疎らでしたが、初めての出会い、
頭巾に守られて、静かな笑みを湛えながら迎えてくれました。

絵でしか見たことがない佇まいは、やっぱり不思議な姿です。

花言葉は、 ひっそりと待つ、沈黙の愛


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すぐ近くのスキー場の麓に、ミズバショウ(水芭蕉)の群生地があると云うことで立ち寄りました。

山も足元もまだ雪が残っています。
みぞれが霰になり、お天気は最悪~!

予備知識もなく訪れた群生地は、ミズバショウの棚田でした。
休耕田を利用して、1200株も人工栽培しているのだそうです。

前夜の雪が積もって、花はことごとく仏炎苞を倒して憐れな姿です。

描いていた風情あるミズバショウの花姿には、ほど遠い光景でしたが、
傷ついても健気に佇む彼女たちですもの
濡れるカメラを気にしながら、撮ってみました。



花と影ひとつに霧の水芭蕉       水原秋桜子
ひた濡れて朝の眠りの水芭蕉     堀口星眠




花言葉は、 美しい思い出、変わらぬ美しさ。


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by soyokaze-1020 | 2013-04-28 18:00 | 植物 | Comments(10)

秘密の舞踏会    ≪   ジロボウエンゴサク   ≫


姿を消していくカタクリと入れ替わるように、花を咲かせる春の妖精たち~!

ここカタクリの里で、枯葉を持ち上げ細い茎の上部に数個の花をつけた子たちを見つけました。
群落ではなく、あちらこちらにポツポツと・・・

繊細な花姿で、よく見ないと見逃してしまいそうな ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索) です。

陽のあたり具合によるのでしょうか?
紅紫色~青紫色と微妙に色が違います。

彼女たちはそんなことを一向に頓着ともせず、朗らかに宙を舞っています。

根づいたところを受け入れ、精一杯いのちの悦びを表しているかのようです。
草むらの中の、花の妖精たちの秘密の舞踏会~!

そ~っと、覗いたようなひと時でした。



花言葉は、 私を思って、約束、いたずら好き


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by soyokaze-1020 | 2013-04-26 18:00 | 植物 | Comments(8)

はじめまして~! の出会い    ≪   ミヤマカタバミ   ≫



山野草の群生地からの帰路、『カタクリの里』という幟が目に付きました。
何度か通っていますのに、今まで気がつきませんでした。
夕方が迫っていましたが、折角ですので立ち寄ることに・・・

集落の山あいを登っていきますと、木立の向こうに5・6人の人影が見えます。
そこは、急斜面を利用してカタクリを保護している場所でした。
かなり急な山肌ですが、お世話されている方々が通路を作り、鑑賞しやすくなっています。

さすがにこの時期、カタクリは既に休眠に入って、2・3ほどしか姿は見えません。

けれど、新たな出会いがありました。
ミヤマカタバミ(深山片喰)、はじめまして~!の出会いです。

時刻は、午後4時前、日が傾き始めています。

この子は、お日様が沈むと眠りに入ります。
少々慌てましたが、木漏れ日が射す処では、パッチリ顔を上げている子もいます。
ここでは白花ばかりでしたが、同じ仲間に紅色や薄いピンクもあるとか?

カタバミはハート型の葉も可愛いのですが、この白花のふんわり感~!いいですねぇ。
好きなお花がまた増えました。


花言葉は、 喜び、歓喜


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by soyokaze-1020 | 2013-04-24 18:00 | 植物 | Comments(8)

まどろみから覚めて    ≪   イチリンソウ   ≫



まだ、まどろみ中の子たちが居る群落があります。

ニリンソウより遅い寝覚めの イチリンソウ(一輪草)

「もう、春ですよ~! そろそろお目覚めの時がきましたよ~!」
声かけをしたくなるほど、眠たげです。

目をこすりながら、思い思いの方向に頭をもたげて・・・
寝覚めの幼子の仕草は、微笑ましいほど愛らしいものです。

「ウラベニイチゲ(裏紅一華)」 と云う別名があるとおり、うしろ姿の仄かな紅色も可愛いですね。

去年より少し早めに訪れた山野草の群生地
春の妖精たちの新たな表情に出会えました~♪


手にのせて風も小さく一輪草     きくちつねこ
一輪草一つといふは潔ぎよし     山崎ひさを



花言葉は、 追憶、久遠の美


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by soyokaze-1020 | 2013-04-22 18:00 | 植物 | Comments(10)

春のひと時に咲く    ≪   ヤマエンゴサク   ≫



ニリンソウが咲くフィールドに、今まで出会えなかった花を見つけました。

いつか見てみたい~!
そんな気持ちを持ち続けていた ヤマエンゴサク(山延胡索)

この透き通るような淡いブルー、氷のかけらのような佇まい、
美しい花姿にしばし見とれていました。

「もう、この花は終わりかけているでしょう?」
この場所のお隣のご主人が、後ろから声をかけてきました。
山野草がお好きで、ここに来るたびにお世話になっている方です。

例年より早めに訪れて、やっと逢えたお花ですし、
まだそれらしい姿を残している子を探して、撮ってみました。

この子もスプリング・エフェメラルの仲間です。
木々の若葉が茂る頃には、消えて土の中で眠りに入ります。

春のほんのひと時、儚い命を精一杯に咲く~!
その美しさに胸をうたれます。


花言葉は、 人嫌い、思慮深い


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by soyokaze-1020 | 2013-04-20 18:00 | Comments(10)

目覚めを待つ睦まじさ    ≪   ニリンソウ   ≫



久々に休日のお天気が穏やかになり、2時間かけて山野草の群生地に出かけました。

ブログ上では、もう、終焉を迎えているという情報もあり、
果たして出会えるかしら? と、不安でした。

入り口は開放されていましたが、人気もなく、管理しておられる愛好会の小父さんたちの姿もありません。

とりあえず中に入ることに・・・

薄い雲が広がる空の下、フィールドはやさしい風が花を揺らしながら通り過ぎます。

心配していた ニリンソウ(二輪草) のピークは、これからのようです。
ここの斜面を白く染める群生は見られませんでしたが、目覚め間もない子たちの微笑が眩しく映ります。

先に咲いた花が、あとの子の目覚めを待つ姿~!

仄々と愛おしくなりますね。


二輪草の一輪すこし おくれけり       岡林英子


花言葉は、 友情、協力


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by soyokaze-1020 | 2013-04-18 18:00 | 植物 | Comments(12)

春の舞台    ≪   ヒメオドリコソウ   ≫


日ごとに勢いをます草むらが、この子たちの舞台です。

上部の葉の陰からそっと手をかざし、花笠をつけて舞う ヒメオドリコソウ(姫踊子草)

道端や畑の畔で、今では何処でも見られる花ですが、明治時代にヨーロッパから渡来したと言う帰化植物、
比較的まだ新しいのですねぇ~!


陽が良くあたる場所では、上部の葉が暗紅紫色を帯び、群生した処はまるで紅紫色の絨毯を
広げたようになります。
日陰の子たちは葉も緑色で初々しく姿です。

散歩道の草薮は半日陰~☆

目覚めたばかりの小さな姫たちにとって、かっこうの春の舞台装置でしょうか?



落し物さがしに戻る道すがら ヒメオドリコソウ愛らしく咲く     鳥海昭子



花言葉は、 愛嬌


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by soyokaze-1020 | 2013-04-16 18:00 | 植物 | Comments(14)

無口な美女    ≪   ヒメウズ   ≫



山陰の草むらに、米粒のように白い小さな花が揺れています。

よほど気をつけないと見逃しそうな、繊細な細い茎、小さくて控えめな花は
ヒメウズ(姫烏頭)です。

さほど風もありませんのに、傍で呼吸するだけで揺れますので、撮りづらい~!

5mmにも満たない花はみんな俯いて、色白で儚げな日本美人のイメージを漂わせています。

群れていますのに、静かな空間・・!?

みんな無口で微笑む姿は、満ち足りた秘めごとがあるのでしょうか?

草むらに灯る小さなランプ~?
それとも・・・
女は無口な人がいい~♪

そんな佇まいのようにも見えます。


花言葉は、 不変、ずっと待っています


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by soyokaze-1020 | 2013-04-14 18:00 | 植物 | Comments(10)