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初秋の音色     ≪   ツリガネニンジン   ≫



丘の上に涼やかなハンドベルの音色が響き渡ります。

耳を澄まさないと聴こえそうもないその音色・・・
見えそうもない陽炎のような妖精たちが、秋の歌を奏でています。

風に揺れながら幾段にもなって咲く ツリガネニンジン(釣鐘人参) を、ハンドベルにして
器用な妖精たちが秋風を誘っています。

厳しかった夏の暑さはすっかり遠ざかり、
ここは既に秋の入り口・・・

初秋の音色を感じながらの散策は、楽しくもあり切なくもありの季節の訪れです。



花言葉は、 詩的な愛




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by soyokaze-1020 | 2015-08-29 23:09 | 植物 | Comments(4)

途切れ・途切れの想い出     ≪   ゲンノショウコ   ≫



草むらに隠れるようにちいさな花が~!
恥じ入るように瞬きをしながらこちらを見ています。

ゲンノショウコ(現の証拠) の花です。

校庭裏の窪地で初めて見つけた一輪の花
確か、小1の時のことでした。
緑の草原の中
鮮やかな小さな紅色の花の印象が強く、そこだけが総天然色~^^

「あれはゲンノショウコの花よ!」 若い母の声も耳の奥に残っています。
その花のことをどう伝えたのか? それとも母と一緒に見たのか?
記憶は途切れ・途切れ・・・

ただ、この花に出会いますと、校庭裏の緑の原っぱに咲くたった一輪の紅色が甦ります。

あれは、秋の入り口だったのですね。
そう思いますと、陽ざしの温もりまで肌に感じるような~?

ここにはシロバナも優しげな笑みを浮かべていました。

草むらもいよいよ秋の気配が漂い始めています。



うちかヾみげんのしょうこの花を見る        高浜虚子



花言葉は、 心の強さ



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by soyokaze-1020 | 2015-08-26 21:57 | 植物 | Comments(6)

水辺は初秋     ≪   ミソハギ   ≫



赤紫の花の群れ・・・
湿地や水辺を好む花、 ミソハギ(禊萩) です。

花穂に可愛らしい小花をたくさんつけて風にゆれています。

この花が咲き始めますと、そろそろ夏もおわりです。
まだ、残暑が厳しく地表の熱気は夜になっても冷めやらない時期ですが
水辺は初秋の気配~♪

酷暑を耐え抜いたハチさんが、ピンクの海で戯れています。

夏から秋へと季節は移ろい風に揺れるピンクの花は、私のこころにも秋をはこんでくれました。



みそはぎや水につければ風の吹く       小林一茶



花言葉は、 切ないほどの愛



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by soyokaze-1020 | 2015-08-22 22:11 | 植物 | Comments(6)

誕生の輝き・・・!     ≪   タマアジサイ   ≫



まんまるい愛らしい蕾みは、鳥の卵のようです。

紫陽花の仲間でも、この子は一番遅く8月から9月に咲きます。
他の紫陽花たちが咲きほこる梅雨の時期には、殻の中に閉じ篭り、
夏の終わりを見計いながら蕾がほどけるように順にわれて、少しずつ花が出てきます。

タマアジサイ(玉紫陽花) は、いっせいに開花せずに蕾と花が混在するのも特徴のひとつ、
花が開く過程が見られるのも興味深いです。

まるでお花の誕生を見ているような光景・・・

華やぎや媚びた艶っぽさはないけれど、
生まれた子たちは、初々しい命の輝き放ち、色もシベも装飾花も見事な美しさ!

梅雨時の雨の中の紫陽花も趣がありますが、真夏の木陰に咲くタマアジサイも魅力を感じます。



花言葉は、 冷たいあなた



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by soyokaze-1020 | 2015-08-19 20:28 | 植物 | Comments(6)

月色の光を放ちながら・・・     ≪   キレンゲショウマ   ≫



今年もまた「天涯の花」に逢いに行ってきました。

斜面を覆うように大きな葉が茂り、長い茎が出て月色の花を下向きにつけています。

キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)
花期は8~9月、花径4cmほどですが葉は掌状でかなり大きい~!
レンゲショウマの可憐さとは裏腹で、高貴でしんの強さを感じさせるおとなしい印象の花です。

出会いを重ねるごとに、月光のように澄み清らかなこの花の魅力が増していきます。

ミツバチが忙しそうに次から次に、開ききっていない蕾みに潜り込んでいます。
そのため、花びらのふちが茶色化して、きれいな子を探すのに苦労をします。

この花は、湿度が低いと開かないそうで、どの子もおちょぼ口・・・

無理に覗き込みましたら、しとやかな微笑を浮かべて俯いてしまいました。

けれど緑の海の上に、点々と月色の光を放ちながら風にそよぐ光景は
幻想の世界にひき込まれます。


花言葉は、 幸せを得る、秘密の思い出




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by soyokaze-1020 | 2015-08-11 21:59 | 植物 | Comments(8)

仄かなともしび     ≪   レンゲショウマ   ≫




木漏れ日も遮られる木立の下の緑の野に
ぽつり・ぽつりと仄かなともしびが点きはじめました。

時の流れの速さに、少々びっくり・・・
もう、レンゲショウマ(蓮華升麻) の季節になったのだと!!

薄紫の上品で気品あふれるこの花は、花径わずか4cmほど、様々な方向を向いて咲いています。

透きとおるようなお顔を俯かせて咲くすがたは可憐で、森の妖精、また夏の妖精とも云われます。

晩秋には地上部が枯れ、春を過ぎたころ、柔らかい落ち葉を持ち上げるように芽を出し、
一気に葉や茎を伸ばして、この季節に涼しげな花を咲かせます。

しずかな佇まいは、胸に秘めた哀愁を漂わせ、それでも夢を紡ぐようにあたりを仄かに照らしています。




ふっくらと俯いたまま咲いて散るレンゲショウマの花のしずけさ      鳥海昭子



花言葉は、 伝統美



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by soyokaze-1020 | 2015-08-08 21:01 | 植物 | Comments(8)

あでやか美人     ≪   ヤマユリ   ≫



連日の猛暑にうんざり~! ぐったりした日々・・・

涼をもとめて山頂近くの植物園にやって来ました。
目的は ヤマユリ(山百合) 、ホームページに見頃だと出ていました。

ここは自然の地形を活かして寒冷地の植物を栽培しています。
あくまでも自然を重視している為、散策路との境にロープを張ってはいるものの添え木などはありません。

夏草の生い茂る斜面にひときわ華やかな顔をあげているのは
今日の目的の美人さんです。

ブログ画で見て捜し求め、少し遠いのですがやっと出会えたこの花、
華やかと云うより あでやか~! 
なまめかしく微笑むすがたに息をのみます。

改良された訳でもなく、草地に自生する大きな花は気高く神々しい佇まいですねぇ。

去年見なかった場所に、10本ほどの群落を発見!?
発芽から開花まで少なくとも5年以上かかるといわれますのに・・・

「良い時に来られましたね」と、受け付け嬢のニコニコ顔はこの子たちのことだったかも・・・?

この花は、すっくと立っているよりも、倒れこんでうな垂れているほうが
山百合らしい魅力だと感じています。




夏草の茂りの上にあらはれて風になびける山百合の花       若山牧水



花言葉は、 高貴な品性



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by soyokaze-1020 | 2015-08-04 18:24 | 植物 | Comments(6)

波のり~!     ≪   オカトラノオと虫たち   ≫



毎年訪れているこの花の群生地
今年は天候不順のためだったのか、咲きそろっていません。

白い花穂を垂れて風にそよぐ姿をみますと
私は白波を立ててうねる大海原をイメージします。

オカトラノオ(丘虎の尾) は、白色の小さな花が下から咲き上がり垂れ下がります。
今年の光景は大海原にはほど遠い~?

ちいさな虫たちが、波乗りに興じています。

な~んて頭の中で描いていたものとは・・・
すこし無理がありました~^^;


花言葉は、 優しい風情




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by soyokaze-1020 | 2015-08-01 23:39 | 植物 | Comments(10)