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草陰にあふれる光    ≪   クサノオウ   ≫



今この時期、草むらは小さな花たちの饗宴が続いています。

静かに舞うオドリコソウのすぐ傍で、負けじと笑顔を見せている黄色の花
緑色に染まった野で目立ちます。

4弁の花びらを持つこの子は、小さくても輝く美しさです。

それもそのはず、名前が クサノオウ(草の王)~!?

内臓病の鎮痛剤として用いられたことから、薬草の王様という意味で付けられたとか・・?
反面、強い局所刺激成分が含まれて毒性が強く、安易に摂取すると危険だとも・・・

葉や茎を傷つけると黄色い乳汁が出るそうです。
私は、撮っても触れたり摘んだりしたことはなく、後で調べて知るものですから確認していませんが・・?

茎や葉から黄色の乳汁が出るから「草の黄」。
瘡[くさ](皮膚病)に効果がある薬草だから「瘡の王」。
など、諸説があるようです。

開花を待つ蕾は産毛に包まれて独特の姿をしています。

裏腹な性格を持つ花でも、草の陰に明るい光を呼び込むように咲く姿は可憐で美しく感じます。



花言葉は、 私をみつけて、思い出


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by soyokaze-1020 | 2014-04-29 20:40 | 植物 | Comments(10)

仲むつまじく    ≪   カキドウシ   ≫



春がすすむごとに、草が生い茂り足元は、さながら草の森になってきました。
みどりに包まれたその森を、点々と紫の花が彩っています。

美しい色~! そして可憐な姿~!

どの花も、ふたつ並んで寄り添って、微笑んでいます。

カキドウシ(垣通し) は、この時期、茎を真っ直ぐに伸ばしやさしいうす紫色の可憐な花を咲かせます。

やがて花が終わると、茎は地表に倒れ、蔓となって垣根をつき通して広がります。
その生態からつけられた名前・・・。
ちょっと堅苦しい呼び方です。

心地よい春風が草の森を撫でて行きますと、ふたつの花は同時にゆれ微笑を交わします。
仄々とあたたかい風が私の心も揺すります。


花言葉は、 楽しみ


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by soyokaze-1020 | 2014-04-27 22:09 | 植物 | Comments(6)

春の野の舞姫     ≪   オドリコソウ   ≫



風もない静かな夕方
たまに車が通るだけの道路脇の竹やぶの前が、この子たちの舞台です。

周りの草が日毎に萌え立ちざわめく中、黙して踊る娘たち・・・

花笠を被り手をかざして静かに舞う オドリコソウ(踊子草)、 
如何にも名前どおりの舞姫たちです。

茎の櫓をぐるりと取り巻いて、裾をあでやかに翻しながら輪になって踊っています。

蝶や蟻などの訪れもない夕方の薄明かりの中で、何を思いながら踊り続けているのでしょう~?

一番目の花が咲き終わると、その下に控えている蕾が開花して、6月頃まで野を彩る麗しい娘たちです。

たそがれ始めた草むらの音もない世界での舞い姿
しばし見入ったひと時です。


きりもなく増えて踊子草となる     後藤比奈夫


花言葉は、 隠れた恋、陽気な娘


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by soyokaze-1020 | 2014-04-25 19:22 | 植物 | Comments(8)

日かげ美人    ≪   シャガ   ≫



山あいの集落に初めて入ったのは数年前、
道の両脇や石垣、川沿い、集落の何処も此処もこの花で埋めつくされ、
見事な光景に感動したものです。

まだ早いかも・・!?
期待半分で今年も訪れました。

あの光景には幾分早いものの、日かげにたおやかに佇んでいる姿を見つけました。
群生ではありませんが、斜めに伸ばした茎の先にたくさんの蕾をつけ、アヤメに似た花を咲かせています。

花びらがフリルになり、お洒落をしていますが、どこか寂しそうな笑顔・・・

シャガ(著莪) は、うす暗い日かげの美人

一日花の儚さをただよわせ、健気に美しく5月の中ごろまで、次々に尽きることなく咲き続けます。


紫の斑(ふ)の仏めく著莪の花     高浜虚子


花言葉は、 私を認めて、忍耐


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by soyokaze-1020 | 2014-04-23 20:33 | 植物 | Comments(10)

ミヤマの女王さま    ≪   シラネアオイ   ≫



窪地になっているこのエリアの斜面に、美しい姿の花が咲いています。
まるで園芸種の芙蓉のような優美なたたずまい・・・!

初めての出会いですが、どこかで見かけたような~?

ネームプレートに シラネアオイ(白根葵) と・・・
ブログ画で印象的な花だったことを、思い出しました。

和紙のような薄い花びらに見えるのは萼片で、花弁はないそうです。

エリアの手前に柵があり、色んな方向から見たくても近づけません。

調べますと、日本固有種の山野草
山野草にしては大きい花です。

華やかさと云うより、何処となく儚げな、それでいて高貴な印象です。
深山に咲く孤独な女王さま、と云ったところでしょうか。


白根葵うすむらさきは遥けきはな     林 翔


花言葉は、 完全なる美、優美


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by soyokaze-1020 | 2014-04-21 19:03 | 植物 | Comments(12)

風のガーデン    ≪   エゾエンゴサク   ≫



植物園の一角のゆるやかな斜面は、 「風のガーデン」 になっています。
そういう名称が付いている訳ではありませんが、
TVドラマのシーンのような景観です。

エゾエンゴサク(蝦夷延胡索) は、棲む環境条件がカタクリと似ているそうで
ここでも仲良く混在しています。

どちらも春の終わりには、地上から消えてしまう 「春の儚い命」 の花。
いま、ここが彼女たちの楽園~☆

空の色をうつしとったような淡いブルーに惹き込まれます。

倉本聰さんは、ドラマの終わりに 「妖精たちの秘密の舞踏会」 を花言葉にして、
森一面に咲くこの子たちで締めくくったそうです。

(私はTVをあまり観ませんので、間違っているかも・・?)



花言葉は、 妖精たちの秘密の舞踏会、


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by soyokaze-1020 | 2014-04-19 18:25 | 植物 | Comments(6)

色とりどりの花簪    ≪   ショウジョウバカマ   ≫



高い山の中で出会った感動が忘れられず、先日出かけましたが、
溶けかかった雪の傍でロゼッタ状の葉を見つけただけでした。

けれど、ここは今花盛り~!?
それも色とりどりの美しい姿の ショウジョウバカマ(猩々袴) です。

そう云えば、この時期にここを訪れたのは初めてです。

名前の由来になっているお酒好きの猩々さまとは、ほど遠いイメージです。

斜面から見下ろすその様は、日本髪に挿す簪のようです。

花嫁人形の角隠しに挿された簪が、キラキラ揺れて~♪
少女ごころを擽られたのは遠い昔になりました。


猩々袴咲くやそぞろの神がゐて     森田 公司


花言葉は、 希望、忘れられない人


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by soyokaze-1020 | 2014-04-17 19:00 | 植物 | Comments(8)

寄り添う美しさ    ≪   ニリンソウ   ≫



若草の芽出しが進んできました。
初々しい緑のあいだから、そっと顔を出した ニリンソウ(二輪草)
眠たげなお顔も愛らしいです~☆

心地よい春風がみどりの海を吹き渡り、お日さまが輝きを増しますと、
この子たちの笑顔も輝いてきます。

すこし遅れて咲く妹をやさしく見つめる姉さん花・・・☆
思わず微笑みが浮かびます。

動物も植物も、そして人も、寄り添うすがたは美しいですね。


清純に二輪草白く咲きそろう谷間傾(なだ)りを風わたりゆく     鳥海昭子


花言葉は、 かわいらしい、予断


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by soyokaze-1020 | 2014-04-15 20:12 | 植物 | Comments(8)

四月の雪    ≪   ザゼンソウ   ≫



峠を越えるとそこは雪国であった・・・

どこかで聴いたような冒頭文が浮かんできます~^^

四月に入って初めての日曜日、少し早いかも・・!?と、思いながら峠を越えて遠出しました。
去年初見の ザゼンソウ(座禅草) に逢いたいが為です。

山に近づくにつれ、雲が重たくなり、ついには雪が舞い始めます。
四月の雪です~☆

スキーの経験すらない私は、このような積雪を歩くのは初めて・・・
そろりそろりとザゼンソウが棲む湿地へ向かいます。

雪が溶けたわずかな水溜りに数株すがたが見えます。

情報では、3000株を超える座禅草が自生しているとのことですが、あとの子たちは覆われた雪の下なのでしょう。

冷たい雪を頭にのせたまま座禅を組むお姿・・・
神々しいですねぇ。

足場が悪く時おり吹雪いてくる状況の中、早々に退散!
車の窓から、クリスマスカードの絵のような景色に歓声をあげながら帰途につきました。

こんな私は、生涯かけても無の境地は無理なようです・・・^^;


花言葉は、 沈黙の愛、ひっそりと待つ


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by soyokaze-1020 | 2014-04-13 23:20 | 植物 | Comments(12)

林の中の仄かな春    ≪   ミツマタ   ≫



山のお天気は変わりやすい・・・
家を出る時は陽が射し穏やかでしたのに、登るにつれ怪しげな空模様です。

林の木立のなかに、そこだけぽっとうす灯りを点したような空間があります。

ミツマタ(三椏) の群落です。

山に春を告げるお花の一つ、 日かげのものはまだ蕾、独特の衣に包まれ眠そうです。

道路沿いの子たちは、時おり射す光に、春の目覚めの歌を唄っています。

杉林は、かなりの斜面、そこを駆け上がるように奥まで広がる淡い黄色の絨毯・・・!

下の道路から眺めるだけで、カメラに収まりません。

来季は良い時期に、角度を変えた場所探しを試みなければ~!?


三椏の花雪片の飛べる中        山口青邨
三椏の花に光陰流れ出す        森澄雄



花言葉は、 永遠の愛、肉親の絆


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by soyokaze-1020 | 2014-04-09 20:54 | 植物 | Comments(10)