カテゴリ:花木( 59 )

しのびよる春     ≪   ウグイスカグラ   ≫






山道を歩きますと、とりわけ鶯の囀りが透き通って聴こえます。
街中や散歩道でもよく耳にしますが、山は空気が澄み切っているからでしょうね。

「確かこの辺りだったと思うのだけれど・・?」
かなり上手くなった鶯さんの歌を聴きながら、
去年、初めて出会った ウグイスカグラ(鶯神楽) を捜します。


細い枝を自在に伸ばし、葉の脇からちいさな淡い紅色の花をつけるこの子は
一見地味で目立ちません。

それにまだ葉も芽吹いたばかりで、つい通り過ぎてしまいそうです。

去年とは違ったところに数株、見つけました。
筒状の花を下向きにつけ、覗き込みました。

今年の春は、抜き足差し足~!?
近寄ったり立ち止まったり・・・


鶯が歌い、この子たちが目覚め、忍び足で近づいています。



なんとなく少しの不安やわらげるウグイスカグラほつほつ咲けり       鳥海昭子



花言葉は、 未来を見つめる



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by soyokaze-1020 | 2016-03-21 19:33 | 花木 | Comments(8)

降りそそぐ春のひかり     ≪   サンシュユ   ≫



森林公園の崖っぷちに、おそらく植えられたであろう2本の木
黄色い小花を枝いっぱいにつけて、輝いています。

木々の芽吹きを待つ春浅いこの時期、
まるで光が降りそそいでいるかのようなその佇まいに目を奪われます。

住宅の庭や庭園で出会うものは、撮りがたくじっくり向き合えなかった サンシュユ(山茱萸)

ここでの出会いにちょっと感激~!

ただ、樹木の花は見上げなければならず、ましてや小花の集まりはどのように撮ったらよいものか・・?

悩みは増すばかり~^^;



さんしゅゆの花の細かさ相ふれず      長谷川素逝



花言葉は、 気丈な愛、持続



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by soyokaze-1020 | 2015-03-24 18:05 | 花木 | Comments(10)

ハラハラ ・ ドキドキ~!?     ≪   アセビ   ≫



つぼ型の小花が房状に下向きに木を覆うように咲く アセビ(馬酔木)
春の訪れを待ちかねて咲く印象的な花です。

鹿も食べないという有毒植物ですが、この子の佇まいを好んで撮ってしまいます。
逆光で見ますと、ちいさな希望の灯り・・・

今日の空は雲が広がり、光が届きません。

園内のこじんまりとしたレストランでコーヒーブレイク、
お日さまを待ちましたが、叶わないまま~^^;

眺める庭のアセビの花が風もないのに揺らめいて、
メジロちゃんが2羽!!

花の蜜を吸っている?
ガラス越しに撮りながら ハラハラ・ドキドキ、毒性ですのに大丈夫なのかしら?



来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり         水原秋櫻子



花言葉は、 危険、清純な心



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by soyokaze-1020 | 2015-03-20 23:11 | 花木 | Comments(12)

やさしく逞しく    ≪   オオイトザクラ   ≫



列島を桜前線が通過中です。
こちらの散歩道の桜並木もアッという間に満開状態~!
草花を追っていましたら、春の王者ソメイヨシノを撮り逃しそうです・・・^^;

山あいの小さな古いお寺
樹齢300年と云われる オオイトザクラ(大糸桜) に逢いに行ってきました。

根回り8メートル、高さ13メートル、イトザクラとしては珍しい老大木です。

人々の出会いや別れ、苦しみや喜びを見守ってきたのでしょう。

長い年月、風雪や豪雨、そして酷暑に耐え、
春の短いひと時、細い枝に小花をちりばめて地に届くほどに枝垂れています。

空に向かって広げた太い幹は逞しく、深い心の温かさを感じ、
枝垂れた花は、風にそよぎ、やわらかな陽射しに輝くその姿は、何ともやさしく見る者を包み込んでくれます。

もしや・・? この老大木には桜の精が宿っているのかも~!?
春は、人の心にも “元気” が芽吹くようです。

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by soyokaze-1020 | 2014-04-07 20:07 | 花木 | Comments(6)

冬空に香りたつ    ≪   ソシンロウバイ   ≫



このところお天気がパッとしません。
いかにも冬の空という感じで、雲が垂れ込め辺りは鉛色・・・

花を撮るには今一ですが、ロウバイの便りを聴くたびに、こころが騒ぎます。

いつもの「梅公園」に出かけました。
丘の上のメインのロウバイは、蕾は堅く目覚めまでにはほど遠い状態です。

仕方なく、丘を下りて公園の入り口にある一本の花を撮ることに~^^

ソシンロウバイ(素心蝋梅) は、蝋細工のような光沢と透明感の花が特徴ですが
この曇り空では、その魅力が出ないですねぇ。

香り立つゆかしき花は、冬空に向かって春を呼びよせています。

胸いっぱい吸い込んで来ました~☆



蝋梅や 枝まばらなる 時雨ぞら     芥川龍之介
蝋梅や 雪うち透かす 枝のたけ     芥川竜之介




花言葉は、 純愛、ゆかしさ


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by soyokaze-1020 | 2014-01-18 18:00 | 花木 | Comments(10)

慎ましやかに    ≪   シロワビスケ  ≫


庭園の片隅は冷ややかな風の吹き溜まり・・・

葉の陰に慎ましやかな微笑を浮かべて覗いている子がいます。

椿に先がけて咲く シロワビスケ(白侘助)
半開きが精一杯の笑顔です。

シベに花粉をつけることもなく、実を結ぶこともありません。

蕾は沢山ありますが、この子の美しい姿は儚いもの
瞬く間に傷んでしまいます。

ひっそりと奥ゆかしい微笑を探して狙います。

冷たい凛とした冬の日に包まれて~
その姿は心に沁み入るものがあります。


衣笠の古寺の侘助椿の・・・
・・・・・
・・・・・
春の夢 朧気に咲き
春の夢 密やかに逝く
古都の庭先野辺の送り
ふりむけばただ閑かさ
     「春告鳥 」    ~作詞:さだまさし~  より



花言葉は、 控えめ、ひややかな美しさ


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by soyokaze-1020 | 2014-01-06 18:00 | 花木 | Comments(10)

春のかがやき    ≪   サンシュユ   ≫


街なかの住宅のお庭で見かけ、気になっていた花木
今年は撮るチャンスを逃しそうだと諦めかけていました。

小高い丘のフラワーセンターでは、まだ見頃に耐える状態です。

けれど、空はうす曇り~!
雨の予報は外れましたが、辺りは春霞・・・
この花は、是非、青空の下で撮ってみたいと願っていましたのに~!?

葉が出る前に細い枝いっぱいに小さな花が覆うように咲く サンシュユ(山茱萸) です。

輝く黄金色は、寝ぼけてしまい、思い切ってアンダーに~?
けれど、これでは「春のかがやき」には、ちょっとほど遠い絵にしかならなかったような・・・?


枯色に山茱萸の黄の新しや     高木晴子
山茱萸の花数ほど雫ため      今井つる女



花言葉は、 耐久、気丈な愛


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by soyokaze-1020 | 2013-03-27 18:00 | 花木 | Comments(14)

輝くとき    ≪   ロウバイ   ≫

寒さが厳しい頃に、花を咲かせる貴重な花木です。

馥郁とした香りと黄色の可愛い花は、葉が出る前の枝に沢山つき、春の到来を告げる花だといわれます。

その ロウバイ(蝋梅)も、そろそろ終焉の時が近づいて来たようです。

寒空に伸ばした細い枝に、しがみつくように咲いている花に、夕陽が射しています。

光を受けますと、終焉を迎えた花も、いきいきと輝いて・・・
何とも胸を打たれる美しさです。

ふと、自分の行く末の道が頭をよぎります。
この先・・・
瑞々しく輝いていられるだろうか?

限りなく光を求めているのだけれど・・・



蝋梅の香の一歩づつありそめし    稲畑汀子
蠟梅やいつか色ます昼の月      有馬朗人



花言葉は、 慈愛心、思いやり


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by soyokaze-1020 | 2013-03-05 18:00 | 花木 | Comments(12)

春を告げる    ≪   マンサク   ≫



冬枯れの庭園に一本だけある痩せっぽちの木に花が咲きました。

春を告げるように「まず咲く」ことや、枝いっぱいに花が咲くことから 
マンサク(満作) の名がついたといわれています。

前年の枯れ葉がついていますので、「支那満作(しなまんさく)」でしょうか?
ネームプレートがありません。

毎年、ここでしか見たことがありませんが、そのつど忘れてしまいます。

梅の蕾もふっくらと膨らんではいますが、まだ庭園はさびしい冬景色

この子のリボンのような花びらが風に揺れて、春を呼んでいます。
もうすぐ 春ですねぇ~♪


まんさくの黄のなみなみと暮れにけり    古舘曹人



花言葉は、 幸福の再来、ひらめき


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by soyokaze-1020 | 2013-02-25 18:00 | 花木 | Comments(6)

春のささやき    ≪   白梅   ≫



二月も半ばにさしかかり、梅便りが聴かれるようになりました。
庭の梅は蕾も堅く、寒さに身を縮めて咲く気配がありません。

久々に穏やかなお天気でしたので、岬の小さな集落を訪ねました。

あちこちに点在する小さな梅林は、まだ花をつけていません。
花を求めて歩き回り探し出した数本の木に、咲き始めの花がありました。

ハクバイ(白梅)は、花びらが、ひとひら・ひとひら、ほどける様に咲くのですね。
まだ、香りを感じられないほどの疎らさです。

海からの風は、まろやかで優しく、真冬の刺々しさを感じません。
カメラを持つ手も、頬も凍えそうに冷たいのですけれど、
花の周りは潮風が、春を囁きながら通り過ぎていきます。


梅のはな枝にしらじら咲きそめてつめたき春となりにけるかな   若山牧水
梅はたゞ一もとがよしとりわけてたゞ一輪の白きがよろし       若山牧水
 


   
花言葉は、 高潔な心、隠れた恋


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by soyokaze-1020 | 2013-02-13 18:00 | 花木 | Comments(10)