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秋草の中で・・・     ≪   ヘクソカズラ   ≫



野を渡る風が秋のにおいを運んできました。

揺れる秋草の葉の陰にちいさな灯りを点滅している子がいます。
ヘクソカズラ(屁糞蔓) です。

蔓性のこの子は、辺りの草や小枝に絡みつきこの時期に愛らしい花を咲かせます。

草にまみれた花を絵にするには難しい~!
散歩道では溜め息をついて通り過ぎます。

イメージは垂れ下がった蔓の花姿・・・
里山でやっと見つけました~☆

ユニークな名前とは裏腹に、可愛らしい微笑です。



名をへくそかづらとぞいふ花盛り      高浜虚子




花言葉は、 人嫌い


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by soyokaze-1020 | 2015-09-12 14:51 | Comments(6)

宝石の輝き     ≪   マイヅルソウの実   ≫



野や山に入りますと、色々な草や樹の実が目に付くようになりました。

まさに実りの秋・・・

春とは異なった風情を感じます。
草の間から顔を出した輝く赤い実は、 マイヅルソウ(舞鶴草)の果実です。

日の光を浴びルビーのような輝きを放っています。

去年、この子に出会いその美しさに感動~!
春の花の時期に是非会いたいと、心に誓いましたのにチャンスを逃し、片思いに終わりました。

名前の由来となっている鶴が舞っているような形の葉はすでに朽ちかかり、果実も萎みがちなものまで見られます。
けれど、夕日を受けてこの赤い実は、ますます透明度を増し、
まるで中から光が溢れ出ているようで、しばし見入ってしまいます。

野原にばらまかれた宝石の輝きです。



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by soyokaze-1020 | 2014-10-07 08:53 | Comments(6)

群落ではないけれど・・・     ≪   ウツボグサ   ≫



里山の土手で初めて出会ったのは、去年のこと
今年も見に行きましたが、どうしたことか姿が見えませんでした。

特徴的な花穂に紫色の花を咲かせる ウツボグサ(靫草) 
土手を飾る紫の群落が印象的でしたのに・・・!?

ここでは群れではなくて、あちらこちらにポツリ・ポツリと、
緑の幅広の苞の間から紫の顔を出し、お喋りを楽しんでいるのでしょうか?
精一杯の笑顔を見せています。

花は2・3日で落ちてしまい、次々と咲きながら夏の終わりには葉は緑色なのに
花穂だけがカサカサに枯れたような褐色になるそうです。

所々枯れたものは見ましたが、花が落ちて全て褐色の花穂が緑の中におすまし顔で立っていたら、不思議な光景でしょうねぇ~!
別名を 『夏枯草(かこそう』 、生薬として利用されているようですね。
 
お花は、群落でも、ひとつひとつであっても、眺めているだけで心が温かくなります。


ウツボグサの花をつまみて吸いたりき幼い日々の淡い甘さよ        鳥海昭子


花言葉は、 優しく癒す


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by soyokaze-1020 | 2014-07-16 23:47 | Comments(6)

風に揺れる葉の陰から     ≪   ユリノキ   ≫


園の入り口にこの樹木があることは、ネームプレートが付いていましたので知っていました。
花の時期に訪れてみたいと思いながら、果たせずにいました。

背高ノッポで、15メートルはあるでしょうか?

この日は、その花狙いでやって来ましたが
風薫る5月とは云え、かなり強めの風が吹いています。

特徴ある葉は風にあおられ、大きく揺れながら翻り、ザワザワと騒いでいます。
高い枝を見上げながら、じっと風がおさまるのを待ちますが、一向に止みそうにありません。

木の葉から射す光が、一瞬、花を照らしますと、カップ状の花に明かりが灯ります。
葉の隙間から覗く ユリノキ(百合の木)の花 は、画像で見たとおりチューリップの形をしています。

付け根のオレンジ色で花が判りますが、思っていた以上に静かで目立たない花です。

枝の揺れはおさまる気配がなく、仕方なく連写で~^^;
ボツ画のなかから拾い上げた数枚・・・

満足感は得られませんでしたが、初めて出会ったユリノキの花ですもの
良しとしましょうか・・・!?



花言葉は、 見事な美しさ、幸福



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by soyokaze-1020 | 2014-05-13 22:51 | Comments(8)

深まりゆく秋    ≪   ノコンギク   ≫

木立の下に群れ広がる、うすむらさきの花の波です。
やさしい風と共に、秋の光が花の波を撫でるように過ぎて行きます。

ほんとうに秋の光の逃げ足の速いこと・・・!
ふと目をそらすと、もうそこに留まってはいません。

私は、群れる ノコンギク(野紺菊)の上を、光を追ってレンズを覗きます。

秋の深まりを感じさせるこの花
あわれで儚さを感じさせるうすむらさきの色が上手く捉えられません。

小説『野菊の墓』の一場面には届きません。


秋草のいづれはあれど露霜に痩せし野菊の花をあはれむ      伊藤左千夫



花言葉は、 忘れられない想い、守護


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by soyokaze-1020 | 2013-10-14 18:00 | Comments(6)

草間に翔ぶ   ≪   サギソウ   ≫



生い茂った草の間に滑り降りるように、滑空してきた小さな鳥
そんな姿の サギソウ(鷺草)

白い姿が涼やかです。

この時期、鉢植えは多く見られますが、自生する場所が少なくなってきています。

これは、庭園の流れの縁に植栽された子たちです。
柵が張りめぐらされ、近くに行くことができません。

あれこれ位置を変えながら何とか姿を捉えようと試みましたが、
汗だくになるばかり~^^;

きびしい暑さなど気にもせず、美しい白い翼をひろげて翔ぶ姿
不思議ですねぇ~? 花ですのにどうしても小さな鳥に見えてしまいます。


白鷺のつばさひろげるかたちして こころばえよし今朝のサギソウ      鳥海昭子


花言葉は、 夢でもあなたを想う



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by soyokaze-1020 | 2013-08-13 18:00 | Comments(8)

蒼の世界    ≪   ヤマルリソウ   ≫


やや湿り気のあるフカフカの林床
そこがこの子たちの遊びの広場

杉の落ち葉の陰や石ころの隙間などから、そっと顔を出してコロコロあどけない笑い声をあげています。

敷き詰められた枯葉の広場は、まるで青いオハジキをばら撒いたかのよう~!

ヤマルリソウ(山瑠璃草)は、淡い紫色から淡い紅色、白色もあるそうですが
ここでは、この青い色ばかり~!

小さなおちょぼ口の青い妖精たちにいざなわれて、私の心は小人になり、蒼の世界に迷い込んでしまいました。

魅惑の迷い道です・・・


花言葉は、 家族への思い、私は考える


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by soyokaze-1020 | 2013-05-08 18:00 | Comments(8)

春のひと時に咲く    ≪   ヤマエンゴサク   ≫



ニリンソウが咲くフィールドに、今まで出会えなかった花を見つけました。

いつか見てみたい~!
そんな気持ちを持ち続けていた ヤマエンゴサク(山延胡索)

この透き通るような淡いブルー、氷のかけらのような佇まい、
美しい花姿にしばし見とれていました。

「もう、この花は終わりかけているでしょう?」
この場所のお隣のご主人が、後ろから声をかけてきました。
山野草がお好きで、ここに来るたびにお世話になっている方です。

例年より早めに訪れて、やっと逢えたお花ですし、
まだそれらしい姿を残している子を探して、撮ってみました。

この子もスプリング・エフェメラルの仲間です。
木々の若葉が茂る頃には、消えて土の中で眠りに入ります。

春のほんのひと時、儚い命を精一杯に咲く~!
その美しさに胸をうたれます。


花言葉は、 人嫌い、思慮深い


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by soyokaze-1020 | 2013-04-20 18:00 | Comments(10)

野に鏤めた赤いビーズ細工    ≪   フユイチゴ   ≫

大きなハート型の葉の陰にそっと顔を出している赤い実、
フユイチゴ(冬苺)です。

森の中の散策路ぎわに、スワロフスキーのビーズ細工を散らばしたように点在しています。

寒さが身に沁みるこの時期に、野でこの子に出会うと、仄々と嬉しくなります。
透き通るように瑞々しい赤です。

寒い季節に赤い実をつけることから 『寒苺(かんいちご)』 の別名があるようですが
私は “フユイチゴ” の語感のほうが何となく好きです。



冬苺山みちの照りやすきかな      加藤三七子



花言葉は、 真心の愛、尊敬と愛情


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by soyokaze-1020 | 2012-12-14 18:00 | Comments(8)

冬の入り口を飾る    ≪   サンキラの実   ≫

風が強い展望台からの眺めです。

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標高465mの森の展望台まで、坂道をゆっくり登っていきました。

両脇のベニバナボロギクの綿毛を眺めながら、他に草花をさがしますが
木の実が所々にあるくらいで、辺りはすっかり冬支度の装いです。

枯れ草の間から顔を見せるのは サンキラの実 です。
検索して、ビックリしました!?
サンキライ(山帰来) と出て来ました。 サルトリイバラ(猿捕茨) とも・・・?

私が、母から教えてもらったのは「サンキラの実」、
母は、この葉っぱでお饅頭を作ってくれました。
子供たちは「饅頭の実」といって親しんでいたものです。この実は食べても中は空洞になっていたような記憶が・・!?

サルトリイバラの名前は知っていましたが、まさか、サンキラのことだったとは、思いもよらないこと。

艶のある葉っぱも美しいのですが、やっぱり、蔓についた赤い実が優雅でいいですねぇ。
和の生け花にも、洋のリースやブーケなどにも好んで使われているようです。

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by soyokaze-1020 | 2011-11-19 19:53 | Comments(10)