さびしく煌く    ≪   ムラサキシキブ   ≫



ふと見上げた細い枝の先に、紫の光を放つ小さな実が目にとまりました。

樹木が実を結ぶこの季節、赤い実は目立ちますが、
この子はよほど気をつけていないと見逃してしまいます。

葉陰から煌くむらさき色は、そこはかとなく清らかでどこか淋しげです。
山の中でひっそりと実を結ぶその佇まい故でしょうか?

ムラサキシキブ(紫式部) は、古くは紫色の果実が玉のように群がることから
「タマムラサキ(玉紫)」 と呼ばれていたそうです。
また、果実が重なり合っていることから 「ムラサキシキミ(紫重実)」、 それが転化して
誰もが知っている 『紫式部』 の名をもらったようです。

雑木の中で、あまり自己主張をしていない楚々とした小さな子に想いを馳せたのでしょうか?
どれも雅なネーミングです。


渡されし紫式部淋しき実      星野立子


花言葉は、 上品、愛され上手


(1)
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by soyokaze-1020 | 2013-11-21 18:00 | 植物 | Comments(6)
Commented by calmcalmcalm at 2013-11-21 19:11 x
soyokaze-1020 さま
とても美しい実がついていますね
この紫式部はとても自然で 野生のものでしょうか
花言葉 上品 愛され上手  ぴったりですね
Commented by shizenkaze at 2013-11-21 22:46
コムラサキは整列し過ぎて大人しいですがムラサキシキブは野趣があり私は好きですね~^^

3.4の写真いいですね~^^

『水面とで 紫式部が 夢を見る      (自然風)』
水面とでの『みなもと で』を源(源氏物語)と察して頂ければ幸いです~(笑)
Commented by hemi-kame2 at 2013-11-22 09:45
ムラサキシキブ、誰が付けた名前でしょうか。
良い命名だなぁといつも感心しています。
平安の蒔絵に描かれていても良いような気さえしてしまいます。
藤原の 野に咲かせたる 文の城
4枚目の控えめが良いですね。
Commented by soyokaze-1020 at 2013-11-23 07:42
calmcalmcalmさん
はい、渓谷沿いの山道で出会いました。
山野の林縁などに自生しています。目立ちませんので気をつけていないと見逃してしまいます。
公園やお庭などに植えられているコムラサキより、うんと小さな実です。
実つきも疎らで楚々した姿に魅かれています。
野生的ですが花言葉どおり上品な佇まいですよね。
コメント、有難うございます。

Commented by soyokaze-1020 at 2013-11-23 07:42
shizenkazeさん
健康的に艶めくコムラサキの塊は圧巻ですが
私もこのムラサキシキブに惹かれます。
山道を歩く時には、目を凝らして上を見たり下を見たりと怪しい人になってしまいます^^;
水面と→源、の掛け合わせ、さすがshizenkazeさん、ひねりましたね!
紫式部の夢見心地、肖りたいです~^^
3、4、有難うございます。

Commented by soyokaze-1020 at 2013-11-23 07:43
hemi-kameさん
ほんとうに みやび な名前ですよねぇ。
読んだことがない人でも、誰もが知っている「源氏物語」
平安王朝の雅な世界を彷彿させる名前から来るイメージだからでしょう。
「藤原の・・・」美しい句ですが、高尚すぎて・・・^^;
4枚目、有難うございます。

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